| 事業内容 | 半導体・液晶製造関連装置の開発及び製造 |
|---|---|
| 資本金 | 1,100万円 |
| 従業員数 | 79人 |
| 支援期間 | 2024年9月~2025年1月 |

課題
昨年度より新社屋・新工場建設稼働を機に社名変更を行い、会社のビジョン・ミッション・バリューを設定した。 また、7つの習慣を全社員で研修共有することで、組織変革への基盤作りを進めてきた。しかし、具体的な戦略や実行プランの策定、変革を推進する人材の育成において課題が顕在化している。
- 具体的戦略・実行プランが描けていない
5つのビジョンに向けた具体的戦略・実行プランは描けておらず、これからの課題となっている。業務のDX化が変革の1つの突破口と考えているものの、実現に向けた道筋が明確になっていない。 - 変革の担い手が自発的に推進する兆しが乏しい
社会社の風土・社員の意識・行動変革はこれからの状況で、変革の担い手が自発的に推進する兆しは乏しい。若手は経験不足、ベテランは現状維持(変化を嫌う)傾向にあり、組織全体での変革推進力が不足している。 - 成功体験の蓄積が必要
特に若手社員にチームで推進する成功体験を経験してもらいたいと考えている。変革への意欲と実行力を身につけるため、小さな成功を積み重ねながら、組織変革を推進できる人材を育成することが急務となっている。
支援内容
- DX全体像の共有と課題・目標設定
DXプロセズガイドラインに基づき支援の全体像を説明したうえで、経営者の想いや経営目標を共有し、各部門の業務フローを確認して課題を抽出しました。さらに、成功事例や失敗事例を紹介して学びを促進し、DX推進指標の自己診断を通じて優先的に取り組む課題やITツール導入の方向性を検討しました。 - DX実行体制の構築支援
各部門の改善目標を一覧化し、在庫管理システム導入に向けてKPIを検討しました。その上で、全社的に活用できるDX推進フレームワーク案を提示し、実行計画書の作成を支援しました。最終調整においては、経営方針との整合性や各部門で実現可能なステップを確認し、担当部署ごとの役割分担や進捗管理方法を明確化することで、実行可能性を高めました。
企業の改善状況等
- 経営方針と各部門の連携強化
経営目標と部門ごとの課題が結びついたことで、全社的なDX推進に対する意識が高まり、部門横断的な課題検討や改善策の議論を通じて共通認識が形成され、組織内の一体感も向上しました。 - 具体的アクション準備の進展
在庫管理システム導入の具体案やDX推進フレームワークが確立されたことで、実行段階に進める体制が整いました。今後は策定したDX実行計画に基づき、ITツールを活用しながらPDCAサイクルを回すことで、継続的な改善が期待されます。


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