[岡山県] ビジネス変革支援事例 「工場向け産業機器の販売・施工及びメンテナンス業」様

課題の真因を見極める――確実なDX推進ロードマップ!

事業内容工場向け産業機器の販売・施工及びメンテナンス
資本金4,950万円
従業員数56人
支援期間2024年9月~2025年1月

課題

既存ビジネスの変化をDXで成し遂げたい。当社の営業プロセスにおいて、属人化や共有不足が課題となっており、効率化・標準化・情報共有の仕組みづくりが急務である。DXツールを活用し、営業プロセスを可視化・改善することで、セルフマネジメントが可能な体制を構築し、組織全体の成長につなげていく必要がある。
・属人化した営業から脱却し、共有・組織支援による標準的な営業プロセスを構築
・営業プロセスを可視化し、「危機感 → あるべき姿(目標) → 行動 → 成長」の流れを実現
・セルフマネジメント体制を確立し、効率化による時間創出で顧客創造と顧客貢献を強化
・高額案件化を推進し、一人当たり平均売上を 1億5,000万円 → 2億円 に引き上げる

  • 訪問計画プロセスが属人的
    営業担当任せでお客様からの連絡次第になっており計画性がない
  • 情報提供プロセスの非効率
    資料作成が各自対応で時間が掛かり、社内共有が不十分
  • 課題ヒアリングの共有不足
    せっかく聞けた課題も共有範囲が小さく、限られた提案にとどまる。調査も個人任せで時間が掛かる
  • 見積提出後のフォロー不足
    提出後のフォローが弱く、失注や無駄が多発
  • 受注プロセスのデータ分散
    データがバラバラに管理され、判断材料にならない。情報公開も遅く、管理型営業となり危機感や目標意識が希薄

支援内容

  • 課題共有と業務フロー再構築
    現場・経営層の認識をすり合わせ、10年以上前の業務フローを再検討し真因を追究しました。実態と乖離した従来の業務プロセスを見直し、現状に即した効率的なフローの構築を支援いたしました。
  • DX推進方針の策定とツール導入準備
    目標達成を軸としたDX推進を確認し、Salesforce・Slack導入やDXフレームワーク作成を支援しました。企業の業務実態に合わせたツール選定と導入計画の策定を行い、段階的な実装に向けた基盤を整備いたしました。
  • DX認定申請に向けた書類作成支援
    実行計画書や申請書類の内容を精査し、社内へのDX理解を深めました。認定要件に沿った書類整備を通じて、DX推進の方向性と具体的なアクションプランを明確化し、申請準備を完了いたしました。

企業の改善状況等

  • 業務フローの改善と問題点の明確化
    実態に合わせた業務フロー再構築で真の課題を洗い出すことができました。従来の慣習的な業務プロセスを見直し、効率性と実効性を重視した新たなワークフローが確立されました。
  • 営業部門での情報共有不足解消意識の醸成
    過去情報管理やスキル差解消への取り組みが進展しました。部門間での情報連携の重要性が認識され、組織全体でのナレッジ共有体制の構築に向けた意識改革が進んでいます。
  • 運用体制・KPI整備の検討進行
    ツールに頼るだけでなく運用面や評価指標も見直しが進んでいます。DX推進の成果を適切に測定・評価するためのKPI設定と、持続可能な運用体制の構築に向けた検討が具体化されました。
  • DX認定申請準備を通じた全社的理解促進
    書類整備によりDXの全体像がさらに明確化し、社内浸透が進んでいます。申請準備プロセスを通じて、経営層から現場まで一貫したDX推進への理解と協力体制が構築されました。
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