| 事業内容 | 水質、大気、産業廃棄物、その他各種物質の分析および騒音等の測定ならびに環境改善に関するコンサルタント |
|---|---|
| 資本金 | 1億円 |
| 従業員数 | 307人 |
| 支援期間 | 2025年5月~2025年7月 |

課題
社内ファイルサーバー運用において以下の課題が顕在化しており、業務効率低下とコスト増加、セキュリティリスクが深刻化している。この構造的問題を解消しなければ、競合参入による市場シェア喪失の危機に直面する可能性が高まっていた。NAS活用技術文書管理システム導入により以下の課題を解決する。
・必要なファイルが見つからず、結果として同じ文書を再作成する事態が頻発
・各部門が独自ルールで整理し、他部門のフォルダ構造が理解できない。プロジェクト進行に遅延が発生
・共有すべき重要データが個人PCに保存され、組織資産として活用できない。災害時のデータ喪失リスク
・ISO9001、JIS Q15001要求事項(文書管理10年保管、アクセス履歴2年保存等)への対応が属人的で監査負担大
- ストレージ容量の急速な肥大化
年間1.55倍、5年間で9倍に増加する試算。バックアップ時間の長時間化、追加投資の頻発による運用コスト増大 - ファイル検索性の著しい低下
必要なファイルを見つけるのに平均10分以上。重複ファイルが複数箇所に保存され、どれが最新版か判別困難 - フォルダ構造とルールの不統一
部門ごとに独自ルールで整理され、命名規則が統一されていない。他部門のフォルダが理解できず情報共有が停滞 - 業務の属人化とナレッジ喪失リスク
特定個人のみがファイル所在を把握。退職時に知識が失われ、業務継続性に重大な支障 - セキュリティ管理の脆弱性
アクセス権限設定が複雑化し管理不全。不要アカウントの放置、パスワードポリシーの未整備により情報漏洩リスク増大 - 個人PCへのデータ散在
重要データが個人PCに保存され、バックアップ対象外。共有すべき情報が共有されず、業務効率とセキュリティ両面で課題
支援内容
- フォルダ構造と命名規則の体系的設計
業務フローに即した階層の最適構造を設計。検索性重視の命名規則を策定 - セキュリティ強化とアクセス権限の適正化
ネットワーク露出回避、強力なパスワードポリシー適用、不要アカウント削除、ユーザー管理一元化。部門・役割に応じたアクセス権マトリクス設計 - データ最適化と重複ファイル削減
ファイルサーバー統合管理ツールによる利用状況可視化。長期未参照・重複・大容量ファイルの自動リスト化と整理アクション支援。年間約20%の容量削減 - 個人PCからの計画的データ移行
重複ファイル事前整理、命名規則統一、段階的移行による業務影響最小化。移行後の権限設定と動作確認 - 運用定着支援
運用マニュアル作成、部門責任者向けトレーニング、パイロット部門での試験運用、全社展開と定期的な改善サイクル提案
企業の改善状況等(見込み含む)
- 検索時間の短縮
従来比65%削減目標。最適な検索で目的ファイルに即座にアクセス可能。年間約120時間の工数削減効果予測 - ストレージ最適化とコスト削減
重複ファイル削減により保管容量25%削減見込み。バックアップ時間短縮、追加投資の抑制による年間運用コスト20%低減予測 - 業務効率と協働力の向上
部門間情報共有の迅速化により、プロジェクト進行30%向上、システム利用率90%、ユーザー満足度85%達成目標 - ナレッジの組織資産化
業務の脱属人化により、退職・異動時の知識喪失リスクを解消。組織全体の情報資産価値を最大化

