| 事業内容 | ビジネスホテル、カフェ |
|---|---|
| 資本金 | 1,000万円 |
| 従業員数 | 18人 |
| 支援期間 | 2025年5月～2025年7月 |
課題
既存の宿泊施設運営における「高稼働率による機会損失」が課題であり、この構造的問題を解消しなければ、競合参入による市場シェア喪失の危機に直面する可能性が高まっていました。増築により以下の課題を解決する。
・岡山市内のビジネスホテルとして、90％超の高稼働率ながら新規顧客を取りこぼす
・既存室数では「満室→予約不可」（目標）→「機会損失」→「競合参入リスク増大」の悪循環
・災害時避難施設の協定締結も、満室時には十分な部屋数提供が困難で社会的責任を果たせない
・固定費比率が高く、売上に対する利益率を増築により改善
- 高稼働率でも機会損失が発生
営業力はあるが客室不足により顧客ニーズに応えられない - 競合参入による市場喪失リスク
100室規模の新規参入があれば、価格競争力で劣位に - 地域経済への貢献不足
宿泊需要を取りこぼし、地域への経済波及効果を最大化できない - 災害時支援機能の限界
避難施設として十分な収容能力を確保できない - 固定費比率の高止まり
売上規模が小さく、固定費を吸収しきれず利益率が低い。経営の安定性に課題
支援内容
- 詳細な事業費積算による適正融資額の算定支援
築工事費、設計監理費、消費税、備品等の詳細積算により総事業費を算定。借入金の妥当性を検証 - 月次収支データに基づく返済シミュレーション
収支予測：売上高、変動費率、固定費により経常利益を算出。年間返済額に対し1.56倍のDSCRを確保を検証 - 長期収支分析（10年間）による事業持続性の検証
2025〜2035年の長期収支分析により、累積キャッシュフローを算出、借入金完済後も事業継続性を確保を検証
企業の改善状況等（見込み含む）
- 売上高成長率の定量分析
現状売上高→増築後売上高（70％増）を今期実績×室数増加率×単価向上率で算定 - 収益性指標の大幅改善
ROA（総資産利益率）現状→増築後、ROE（自己資本利益率）：現状→増築後の改善 - 安全性指標の健全性維持
流動比率向上、自己資本比率は利益蓄積により段階的に改善 - 生産性指標の向上
従業員1人当たり売上高：現状→増築後（向上） - 地域経済への定量的貢献
年間宿泊者数大幅増加による地域消費額向上による経済波及効果を創出